【書評】なぜ共働きも専業もしんどいのか

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「ぶっちゃけさ、いつまでこの仕事続ける?」

「いやぁ…、辞めなきゃいけない時までは続けるけど、定年まで続けたい仕事じゃないよね。苦笑」

(訳:仕事は好きだけど、一筋に振り切れるほど楽しいわけではない)

 

という、100%安心できる結論へ
一生たどりつかないOL達の会話に、

今日、終止符を打ちましょう。

同期会で1000回以上
議題にのぼったであろう、

仕事か、家庭か』問題。

家族が帰ってきた時には
「おかえり」って言いたい

温かい食事を用意できる
母でいたいな

家庭は大事にしていたい。

でも、

家庭のために
仕事を辞めるのもな…

働けるうちは、
できる限り仕事していたい

このまま希望するとおり
人生が進んでくれれば、

共働きか専業主婦か
どちらかになるであろう私にとって

え、どっち選んでも
しんどいってホント…?(°_°)

と、ぐっっさり刺さったんです。

そんな本を紹介します。

ちなみにこれです↓

なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造 (PHP新書) [ 中野 円佳 ]

価格:968円
(2021/12/1 20:06時点)
感想(0件)

結論、

家庭も仕事も充実させる
フルキャリライフを
手に入れたい
なら、

サラリーマンの働き方では、
実現は難しい。

じゃあ、どうしたらいいのか?

という話までしていきます。

まずは本書の要約から!

なぜ共働きも専業主婦もしんどいのか

共働きがしんどい理由

共働きのしんどさは、

私の職場にいるママさん達を
見ていたら、

よーくわかります。

家庭と仕事の両立、
めちゃめちゃ大変そう。

朝はまだ寝ぼけてぐずる
息子さんを大急ぎで着替えさせて、

ダッシュで保育園へ送って出社。

日中は会社で大量の業務をさばく。

業務用車の中で
コンビニのお菓子をかじる時間が
1日で唯一、ひとりになれる時間だそう。

定時になったら、
ダッシュで我が子を
迎えにいきたい気持ちを
おさえつつ、

職場にも気を遣って、
定時のギリギリまで残って
「お疲れ様でございました。」

と深々とお辞儀をして、
職場を出られるんですが、

会社のドアを開けた瞬間、
息子さんのお迎えのために

毎日駅まで全力ダッシュ。

でも、
保育園で息子さんは、
お迎えがいつも
最後の1人

広い教室で我が子が
ひとり自分のお迎えを
ぽつんと待っているのを見ると

「あぁ…ごめんね。」って
心から申し訳なく思うそう。


(そりゃあ白目も剥きますわ)

「保育園から帰ってきても、
せかせかご飯を食べさせるだけで、
果たしてこの子は幸せなのかな。

「ちゃんと向き合う時間も
ロクにとれない毎日で、

この子はまっすぐ育つんだろうか…」

なんて思うことも少なくない、って。

 

でも、会社では、
『無尽蔵に残業ができなくなった』
という理由だけで、

昇進ルートや希望する業務からは
はずされてしまう。

業務の第一線からは
下がってしまうからです。

やりたい職務や、
責任のある仕事が任されない。

 

家庭にも満足に時間を割けないし、
仕事でも十分にその力を発揮できない。

 

家族にも申し訳ない気持ちがあるのに、
会社でも報われない気持ちを抱えている。

こんなもどかしいことって
あっていいんですかね。

はたで見てる私の方が
歯痒い気持ちになってくる。

 

彼女、控えめに言っても超優秀です。

向上心は人一倍あるし
営業成績もコンスタントに
獲得していくタイプ

後輩や私が営業成績に悩んでる時は、

「大丈夫?話聞こうか。」なんて、
さりげなくポッキーと一緒に
席に話をしにきてくれる。

気配りもすごいんです。

正直プレイヤーとしても、
社会人としても、
先輩としても、

めちゃくちゃ頼もしい

 

そんな彼女が、家庭と職場、
どちらでもツラい思いをしていて、

目の下におっきなクマ作って
まるまった背中に
スーツのジャケット羽織りながら

出社している姿を見ると、

「どうにか、この人を救う術が
ないものか…」

と胸が痛くなるんですよね。

自分の頑張りが
認められない・報われないのは、
やっぱりツラいですよ。

やりがいも感じにくくて当然です。

専業主婦もしんどい

こんなワーママの毎日に疲れ切ってしまって、

働きたいけど、
これ以上働けない…

限界が来て退職する方もいます。

でも、主婦業は主婦業で、相当大変です。40代の専業主婦の毎日は、本書にこう書かれてました。

家族の誰よりも早く起きて、食事を用意する

子供を起こしてご飯を食べさせたら、まだ眠くてぐずる我が子をあやしながら身支度を手伝い、幼稚園や保育園に送りに行く

その後は、冷蔵庫の中身を把握してのち3日の主な晩御飯を想定しつつ、晩御飯に必要なものを買い出しへ。洗濯や掃除といった他の家事も合間にこなす

これが子供が複数いて、幼稚園や保育園に入らない年齢の弟や妹がいる場合は、特に忙しい

0〜2歳の子供はうまく昼寝ができないと、ぐずって収拾がつかなくなる。

そうなる前に午前中は下の子と全力で遊んだり、ベビーカーでぐるぐる歩き回ったりする。

それからご飯を食べさせ、ようやく昼寝させられたとホッとするも束の間。シンクには朝の片付けが待っている。

そうこうしているうちに、上の子の幼稚園のお迎えの時間。帰ってきて2人そろったら、もう落ち着く暇はありません。

夏休みはこれが上の子が毎日いるので、地獄を強いられるという…

(お母さんの気持ちになって書いて、息切れしました。)

私はまだ母親じゃないけど、
母ってほんとに偉大です。

進んで専業主婦をされてる方もいるし、
それは望むとおりの人生を歩めてて
素晴らしいことだと思う。

 

でも私個人的には、

「子供の大学進学費用や、
老後のことを考えると、
私だって働きたい」

「社会人としても自分もほしい」

「何歳になっても
何かに貢献し続けていたい」

「夫からお小遣いをもらうのは
ちょっと気が引ける…」

って、

「できることなら
お母さんになっても働いてたい」

って考えると思う。

 

でもでも、

お子さんのいる30代以降の
既婚女性の転職・再就職って、

鬼のようなハードルの高さ。

だから
「子供達が帰ってくるまでの時間で
働けるから」
って理由で、

まずはパート勤務で働き始めるけど

やっぱり時間的・体力的には厳しくて、

「この給料でこの労働量だったら、
働かずに家族のために主婦してた方が
いいんじゃないか…?」

と考えて、

夫の収入が十分であれば

再就職をあきらめて、
専業主婦になる。

すると、

夫の方が稼いでいるから
という理由だけで、

「私は、家事を頑張らなきゃ
と自分の不足感を埋めるように
家事をしなきゃいけない気がする。

でも、主婦業も結構キツくて
完璧にできない自分にイライラ

案の定、旦那さんは家事に
全く協力的ではなくて
さらにイライライラ

 

本音では
「仕事したい」「働きたい」
って思っていても、

「いや、自分は家族が生きがいなんだ」
って自分に言い聞かせてしまう。

「頑張りたい」って本音に
ストッパーをかけてしまう。

独身時代、バリバリ働いて
キャリアを積んできた人ほど、

成果が目に見えにくい
『主婦業』という仕事に
価値を見出しづらくて、

悶々と悩んでしまう人は多く、
会社にいない自分は一体自分は何者なのか』
っていうアイデンティティクライシスに
陥る人も少なくない。

自分の本音や本当に望むことに
蓋をして叶えようともしないって、

本当にツラいですよね。。。

 

こんなこと、
あっていいんかな。

ほんまに、
このままでいいんかな。

 

会社にも家族にも
申し訳なく思う未来が待ってるって、

共働きでも専業主婦でも
しんどいってわかってるのに、

このまま会社員してて
いいんかな…

わたしは素直にそう思いました。

で、その違和感を拭えなかった。

だから、

働き方・稼ぎ方を
変えていかなきゃ。

そう著者は言ってます。

私も大賛成です。

ゆずなりの意見

著者は、

時間の必要な現代人のための
週4日勤務

1日6〜7時間だけ働く
『総合職型パートタイム』

週3〜4日だけ働ける制度
リモートワークを推奨すべき。

って述べてます。

時代に合わせて、
社会が変わっていかないと!

って意見ですね。

これも一理ありますよね。

でも、私は個人的には

その「柔軟な働き方」
実現はいつなりそう?

自分で稼ぐ力をつけたほうが
話はやいんじゃないか?

と思っています。

だって、社会の変化を待って自分の望み通りになったこと、あります?

私は正直、期待してないです。

現に、今働いてる会社なんて数年前に言われだしたフレックスタイム制ですら浸透率はゼロに等しい。

『“営業”という顧客優先の仕事だから』という理由はあると思うけど、ゴリゴリの日系企業が、総合職型パートタイムや柔軟な週3日勤務を導入して、実際に現場に浸透するまで、5年じゃ足りないよなと思うんです。

 

でも、
子ども達の一瞬は今しかない

社会の変化を待っている
2〜3年の間にも、

小さい子どもは
ぐんぐん成長していってしまう。

特に1歳→4歳とか、4歳→7歳の3年なんて、
大人からしたら目を見張るような
成長がありますよね。

私が母なら、

その1分1秒、
見逃したくない。

せっかく自分のもとに
生まれてきてくれたのだから、

昨日より今日、
ひとつでもできるようになったことは
できる限り全部そばで見届けたいし、

家族の写真はいっぱい残したい。

何年かしたときに、おもむろに出してきて、

「あの時、こうだったね」
「その時、ああだったな」

なんて言いながら写真を見返して、
家族の歴史を振り返る時間こそ幸せだよな
って思う。

これは美しすぎか。

 

までも、要するに、

社会の変化を待ってるほど、
人生長くない。

それなら、

自分が稼ぐスキルを身につけて、
経済的に自立してしまう方が話は早い

と思うんですよ。

具体的には、

コンテンツビジネスで会社に依存せず、
稼ぐ力を身につけたら万事解決だ

って思うんですね。

コンテンツビジネスって、

『YouTubeやTwitter、
ブログに役立つ情報を貯めておいて、
発信内容を見て価値があると
思ってくれたお客さんが
商品を自動で買ってくれる』

ってビジネスモデルのこと。

お金を入れたらジュースが出てくる、
自動販売機をネット上に作るイメージ。

自分が働かなくとも、
コンテンツ(=自動販売機)が
働いてくれるので、

「今日は公園で子供遊ばせてる間に、
収益が5万円あがってたわー」

みたいな事態が起こります。

 

主婦をしながら、
月100万、200万、
稼いでしまう人だって、余裕でいます。

要は、不労所得が手に入るんです。

 

なので、時間の自由が手に入ります。

会社に勤めることなく、
自宅でパソコン1台あれば
動画もSNSも投稿できるので、

子供や家族のための時間を好きなだけ取れる。

「お母さん、なぜ空は青いの?」とか
「世界はどこから始まったの?」とか。

子供の素朴な疑問にだって、
余裕をもって応えてあげられる。

「あーはいはい!
明日先生に聞いてみてようね!
さぁお風呂入るよ!!」

なんて華麗にスルーせず、
子どもが納得するまで付き合ってあげられる。

これも、会社に勤めずに稼げる
大きなメリットですよね。

 

あと、お金にも困らなくなります。

月100万も稼ぐことができれば、
習い事や留学だって
躊躇なくさせてあげられる。

好きや得意を伸ばしてあげることができます。

恩恵を受けるのは、
我が子だけじゃない

妻が経済的に自立していれば、
旦那さんへの経済的負担も減ります。

会社で上司に頑張りが認められず、
毎日憂鬱そうに出社していく旦那さんを、

「家計のために、お願いだから
会社へ行ってきて><。」

って追い立てなくていい。

彼が転職したいって言ったり、
独立を目指したいって言っても、

「うん、あなたなら大丈夫!^^ がんばれ!」
って余裕の笑顔で、
妻として、パートナーとして、

人生のチャレンジにどんっと強く
背中を押してあげられる。

正直、

会社で働かないことでできる
時間とお金の自由で
得られるものは大きすぎる

と思うんです。

YouTubeやSNSといった、
ネットがある今の時代だからこそできるし、

短い人生、やりたいこと全部諦めずに
人生謳歌するには、
もってこいの賢い働き方だよな

って思います。

まとめ

共働きも、専業も、
めちゃくちゃしんどい。

でも、社会の構造上、やむをえない。

社会も変化していってるけど、
柔軟な働き方が浸透するのを待つより、

コンテンツビジネスで
経済的自立を手に入れる方が

話、はやいよね。

 

ってお話でした^^

 

この本を読んで、
私自身すごく考えさせられた。

20代OLの私が、
『仕事か、家庭か』という
悩ましい究極の2択に
永遠答えが出せないのは、

どちらを選んでも
“しんどい未来”が待っているって
薄々気づいているからなんだな

って今は思います。

そりゃあ、婚活してても
結婚したくないわけよね。笑
(詳しくはプロフィールから)

 

具体的にコンテンツビジネスって
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“女性だからしおらしくしなきゃ”
“女性が昇進なんて目指したらダメ”
”良妻賢母を目指さないとダメ“

本来の自分を否定しまくって、

『フルキャリライフなんて
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と、ストッパーをかけ続けて
悶々とした日々を送ってきた。

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